言い切った決まりに、別の所で例外がある
absolute-exception既定で動く日本語 / 英語
「すべての〜は…しなければならない」と言い切った決まりに、別の条や段落で「ただし…を除く」と例外を書いた所
例
指摘される文
## 第1条(提出)
社員は、すべての経費の領収書を経理部に提出しなければならない。
## 第2条(少額の経費)
千円未満の経費は、領収書を経理部に提出する対象から除く。
chaff の出力
3:1 「すべて」と言い切っていますが、7 行目に同じ行為の例外(「除く」)があります
直した文
## 第1条(提出)
社員は、次条に定めるものを除き、すべての経費の領収書を経理部に提出しなければならない。
## 第2条(少額の経費)
千円未満の経費は、領収書を経理部に提出する対象から除く。
chaff の出力
指摘なし
直し方
言い切った文に例外を書き足すか(「次条に定める場合を除き」)、例外のほうを消すかを決めてください。
なぜ指摘するのか
「すべての〜は…しなければならない」「一切…してはならない」と例外なしに言い切った決まりに、後の別の条や段落で「ただし…を除く」と例外を書くと、言い切った文だけを読んだ人は例外を知らずに従います。後から足した条や、別の文書から写した例外で起きます。例外を言い切った文と同じ条や段落に書いていれば(ただし書)、それは決まりの一部なので、ここには出ません。二つの文が同じ行為について言っているかは、中身の語の重なりで見ます。
指摘しないもの
例外を言い切った文と同じ条や段落に書いた文(ただし書)、言い切った文そのものが例外を持つ文、言い切った文の中身の語を半分以上くり返さない例外は指摘しません。義務の語(しなければならない・してはならない)の無い言い切りと、鉤括弧の中の語も見ません。
止める・ゆるめる
この一か所だけ黙らせる(文書に書く)
<!-- stet: absolute-exception — 理由 -->
チームでゆるめる(理由は chaff.yaml にコメントで残ります)
npx chaffjs relax absolute-exception --why "理由"
チームで止める(chaff.yaml)
rules:
absolute-exception: off
技術的な情報
- 層
- L3
- 状態
- 安定
- 重さ
- 注意
- 対象の言語
- 日本語と英語
- 向いている文章
- business, technical, blog, legal, docs, academic, literature, speech
- 文書から読み取るもの
- structure, pos
強さ(段階)
chaff.yaml の rules にこの名前と段階を書くと変わります。書かなければ、ジャンルが決めた段階で動きます(どのジャンルで動くかは下の「ジャンルごとの動き」にあります)。
| strict | エラー |
|---|---|
| normal | 注意 |
| relaxed | 情報 |
このルールには数える上限がありません。段階は指摘の重さを変えます。relaxed にすると指摘は消えずに一段軽く出ます。
ジャンルごとの動き
- 既定で動くジャンル
- technical/spec, technical/readme, blog/tech, blog/essay, blog/owned-media, business/proposal, business/report, business/email, business/press-release, business/meeting-notes, legal/contract, legal/statute, legal/judgment, legal/patent, docs/manual, docs/faq, docs/glossary, academic/paper, speech/address, speech/transcript
- このルールを止めるジャンル
- literature/fiction, literature/essay, literature/poetry, literature/play
指摘の文
「{word}」と言い切っていますが、{otherLine} 行目に同じ行為の例外(「{exception}」)があります
このページはルールの定義ファイルから作られています:packages/chaff/rules/absolute-exception.yaml