同じ行為への逆の決まり
modal-conflict既定で動く日本語 / 英語
同じ主語の同じ行為を、ある文では義務や許可に、別の文では禁止にしている所
例
指摘される文
## 第5条(再委託)
受託者は、本件業務を第三者に委託してはならない。
## 第9条(体制)
受託者は、本件業務を第三者に委託することができる。
chaff の出力
7:1 「することができる」と書いていますが、3 行目では同じ行為を「してはならない」と書いています
直した文
## 第5条(再委託)
受託者は、委託者の書面による承諾を得た場合を除き、本件業務を第三者に委託してはならない。
## 第9条(体制)
受託者は、委託者の書面による承諾を得て、本件業務を第三者に委託することができる。
chaff の出力
指摘なし
直し方
どちらが正しいかを決め、もう一方を消すか、条件や例外(「書面で承諾を得た場合を除き」)を書き足して二つの範囲を分けてください。
なぜ指摘するのか
同じ人の同じ行為を、ある文では「しなければならない」「することができる」と、別の文では「してはならない」と書くと、読み手はどちらに従えばよいか分かりません。後から足した条や、別の文書から写した文で起きます。条件や例外を書き分けていれば、二つの文の中身の語が違うので、ここには出ません。
指摘しないもの
中身の語(名詞・動詞・形容詞)がまったく同じ二つの文だけを比べます。様相の語を二つ以上持つ文と、中身の語が一つしか無い文は見ません。「しなければならない」と「することができる」は食い違いと見ません。
止める・ゆるめる
この一か所だけ黙らせる(文書に書く)
<!-- stet: modal-conflict — 理由 -->
チームでゆるめる(理由は chaff.yaml にコメントで残ります)
npx chaffjs relax modal-conflict --why "理由"
チームで止める(chaff.yaml)
rules:
modal-conflict: off
技術的な情報
- 層
- L3
- 状態
- 安定
- 重さ
- 注意
- 対象の言語
- 日本語と英語
- 向いている文章
- business, technical, blog, legal, docs, academic, literature, speech
- 文書から読み取るもの
- structure, pos
強さ(段階)
chaff.yaml の rules にこの名前と段階を書くと変わります。書かなければ、ジャンルが決めた段階で動きます(どのジャンルで動くかは下の「ジャンルごとの動き」にあります)。
| strict | エラー |
|---|---|
| normal | 注意 |
| relaxed | 情報 |
このルールには数える上限がありません。段階は指摘の重さを変えます。relaxed にすると指摘は消えずに一段軽く出ます。
ジャンルごとの動き
- 既定で動くジャンル
- technical/spec, technical/readme, blog/tech, blog/essay, blog/owned-media, business/proposal, business/report, business/email, business/press-release, business/meeting-notes, legal/contract, legal/statute, legal/judgment, legal/patent, docs/manual, docs/faq, docs/glossary, academic/paper, literature/fiction, literature/essay, literature/poetry, literature/play, speech/address, speech/transcript
指摘の文
「{marker}」と書いていますが、{otherLine} 行目では同じ行為を「{other}」と書いています
書き直しの深さ(chaff fix-plan --depth): light — 語と文を直す。構成と文体は残す
このページはルールの定義ファイルから作られています:packages/chaff/rules/modal-conflict.yaml