ルールの一覧へ

同じ語の書き方がゆれている

orthographic-variant既定で動く(情報)日本語 / 英語

「出来る」と「できる」のように、同じ語を一つの文書の中で二通りに書いている所

例

指摘される文
申請は窓口でできます。郵送でもできます。代理の人も申請出来ます。
chaff の出力
1:28 「出来る」と書いています(この文書はふつう「できる」と書く語です。3 箇所のうち 1 箇所が違う)
直した文
申請は窓口でできます。郵送でもできます。代理の人も申請できます。
chaff の出力
指摘なし

直し方

文書の多いほうの書き方に合わせてください。チームで決めているなら、chaff.yaml の prefer に書くと、それからは preferred-term がその向きで見ます。

なぜ指摘するのか

「出来る」と「できる」、「引っ越し」と「引越し」、「ウィンドウ」と「ウインドウ」、「e-mail」と「email」のように、同じ語を一つの文書の中で二通りに書くと、検索で別の語になり、読み手は別のものを指しているのかと迷います。どちらが正しいかは決めません。chaff は語の一覧を持たず、文書の中の語を読み(日本語)やならした綴り(カタカナ語と英字)で束ね、文書の中で少ないほうを指摘します。補助動詞と形式名詞(見て下さい、その事)は、本来の使い方(資料を下さい)と別に比べるので、「補助動詞はかなで書く」と決めた文書はそろっていると見ます。漢字の違う同音の語(書く・描く、機会・機械)は別の語と見ます。少ないほうが三分の一を超える文書は、使い分けていると見て言いません。

指摘しないもの

読みが同じでも漢字の違う語(書く・描く)、補助動詞・形式名詞と本来の使い方の書き分け(見て下さい・資料を下さい)、書き分けが意味の違いになる語(成る・なる、言う・いう。法務のジャンルでは、法令の書き方で書き分ける 時・とき、物・もの、在る・ある も)、名詞と動詞(払込み・払い込む、申出・申し出る。辞書が名詞を動詞と読んでも)、二つの語に読める漢字の書き方(行っ は 行く とも 行う とも読み、「様を」の様は さま)、語末の「ー」だけの違い(katakana-long-vowel が見ます)、鉤括弧や引用符の中(判決が法令を文をまたいで引く一重の引用符も)、行の頭のリンクで引いた外のページの題名、語の直後のふりがなの括弧の中(HTTP(えいちてぃーてぃーぴー))、会社の名前(青葉硝子㈱、株式会社の前後の名前)、chaff.yaml の names に書いた名前は見ません。「方」と「ほう」は「が」「で」の前(早いほうが)だけで比べ、人の「方」の多い所(担当の方に)は比べません。文の頭の丸括弧の印(問答の(答))、別の書き方を言う文の丸括弧の中((くもり)、(曇)とも書く。)、漢数字(三十の三)、代名詞に続けたかな(私みたような)、切られた送りがな(誂らえる)も比べません。かなの「たつ」は、時がたつにも立つにも読めるので「立つ」と比べません。複合動詞の頭(出来上る)、文の頭の接続詞(――もっとも)、意味を変えるカタカナ(品物のモノ)は、それだけの語(できる、最も、もの)と別に比べます。接続詞の「さらに、」と副詞の「更に」は同じ語として比べます。法務のジャンルでは、判決の裁判官ごとの意見(裁判官甲の反対意見は次のとおりである。)を、その意見の中だけで比べます。名詞に続けて書いたかなの名詞(全員ぶん)と慣用句の動詞(気をつける)、見立ての「みる」(〜とみられる、増加がみられる)と評価を言う「いえる」(〜とはいえない)は、同じ読みの語(文、名札を付ける、資料を見る)と別に比べます。英字は、頭の字の大文字小文字(Email と email)と、大文字だけの語(強調や略語)、大文字の名前に語尾が付いた語(関数名の SENDs)、同じ文の略語の字を示した語(CLIPER と並ぶ CLImatology)、大文字で書いた一節の中の語(免責の段落の eGAIN)、大文字で始まる語でないかけらをハイフンでつないだ名前(medical と並ぶ Medi-Cal)を書き方の違いにしません(HBase のような名前の大文字は比べます)。少ないほうが三分の一を超えるときも言いません。文学のジャンルでは既定で止めています(その時代の書き方のため)。

止める・ゆるめる

この一か所だけ黙らせる(文書に書く)
<!-- stet: orthographic-variant — 理由 -->
チームでゆるめる(理由は chaff.yaml にコメントで残ります)
npx chaffjs relax orthographic-variant --why "理由"
チームで止める(chaff.yaml)
rules: orthographic-variant: off
技術的な情報
層
L3
状態
安定
重さ
情報
対象の言語
日本語と英語
向いている文章
business, technical, blog, legal, docs, academic, literature, speech

強さ(段階)

chaff.yaml の rules にこの名前と段階を書くと変わります。書かなければ、ジャンルが決めた段階で動きます(どのジャンルで動くかは下の「ジャンルごとの動き」にあります)。

strict少ないほうが語の 49% 以下のとき指摘
normal少ないほうが語の 34% 以下のとき指摘
relaxed少ないほうが語の 20% 以下のとき指摘

ジャンルごとの動き

既定で動くジャンル
technical/spec, technical/readme, blog/tech, blog/essay, blog/owned-media, business/proposal, business/report, business/email, business/press-release, business/meeting-notes, legal/contract, legal/statute, legal/judgment, legal/patent, docs/manual, docs/faq, docs/glossary, academic/paper, speech/address, speech/transcript
このルールを止めるジャンル
literature/fiction, literature/essay, literature/poetry, literature/play

ジャンル

指摘の文

「{written}」と書いています(この文書はふつう「{other}」と書く語です。{of} 箇所のうち {count} 箇所が違う)

書き直しの深さ(chaff fix-plan --depth): light — 語と文を直す。構成と文体は残す

このページはルールの定義ファイルから作られています:packages/chaff/rules/orthographic-variant.yaml