利益率が二つの値の割り算と合わない
ratio-mismatch既定で動く日本語 / 英語
表や文の「営業利益率」が、営業利益 ÷ 売上高 と合わない所
例
直し方
率と二つの値のどれが正しいかを確かめて、ほかを直してください。
なぜ指摘するのか
決算の表の「営業利益率 7.3%」は、同じ列の営業利益を売上高で割った値です。読み手は率を割り算し直さずに信じます。金額だけを直したとき、率を前の期の表から写したときに食い違います。表で、行の見出しが率の名前(営業利益率、経常利益率、売上総利益率)だけの行があり、同じ表にその分子の行(営業利益)と分母の行(売上高)が一つずつあれば、列ごとに分子を分母で割って比べます。一つの文に率の名前と分子・分母の名前が一度ずつあり、それぞれのすぐ後ろに値があるとき(「営業利益は96百万円、売上高は1,320百万円で、営業利益率は7.3%」)も比べます。どの率がどの二つの値の割り算かは、言語パッケージの語彙表 ratio-label と ratio-term にあります。率は書いた桁の半分までの丸めを認めます(7.3% は 7.25% から 7.35% のどれか)。金額は書いた最後の桁の一つ分までのずれを認めます。決算の表は百万円未満を切り捨てることが多く、率は切り捨てる前の金額から計算するので、半分では足りません。
指摘しないもの
分子か分母の行が無い表、同じ名前の行が二つある表、三つの行の升の数が違う表(列がそろっているか分からない)、数でない升(—、▲、括弧の付いた値)、二つの値の単位が違う列(百万円と千円)は比べません。文では、率か分子か分母の名前が二度出る文、名前のすぐ後ろに値が無い文は比べません。語彙表に無い率(利用率、自己資本比率)は読みません。丸めで届く範囲の率は言いません。
止める・ゆるめる
技術的な情報
- 層
- L3
- 状態
- 安定
- 重さ
- 注意
- 対象の言語
- 日本語と英語
- 向いている文章
- business, technical, blog, legal, docs, academic, literature, speech
- 文書から読み取るもの
- quantities
強さ(段階)
chaff.yaml の rules にこの名前と段階を書くと変わります。書かなければ、ジャンルが決めた段階で動きます(どのジャンルで動くかは下の「ジャンルごとの動き」にあります)。
| strict | エラー |
|---|---|
| normal | 注意 |
| relaxed | 情報 |
このルールには数える上限がありません。段階は指摘の重さを変えます。relaxed にすると指摘は消えずに一段軽く出ます。
ジャンルごとの動き
- 既定で動くジャンル
- technical/spec, technical/readme, blog/tech, blog/essay, blog/owned-media, business/proposal, business/report, business/email, business/press-release, business/meeting-notes, legal/contract, legal/statute, legal/judgment, legal/patent, docs/manual, docs/faq, docs/glossary, academic/paper, speech/address, speech/transcript
- このルールを止めるジャンル
- literature/fiction, literature/essay, literature/poetry, literature/play
指摘の文
「{ratio}」の「{written}%」は、分子と分母の値からは {computed}% です
このページはルールの定義ファイルから作られています:packages/chaff/rules/ratio-mismatch.yaml