文書の種類ごとにできること

chaff は、文書の種類(ジャンル)ごとに見るところを変えます。ここでは種類ごとに、chaff が何を見つけて何を見つけないのかを、実際の文書と画面で示します。コマンドを使ったことがない人に向けて書いています。

chaff は機械、読んで決めるのは人と AI

chaff は、決まった手順で文章を調べる道具です。同じ文章なら、何度かけても同じ結果が出ます。文章は書き換えません。直すのは書いた人です。

意味を読まないと決まらないこと(結びに中身があるか、など)は、chaff だけでは決めません。 npx chaffjs test を使うと、機械で絞り込んだ箇所だけを AI に送って読ませます。 AI を使うかどうかは選べます。使わなくても、機械の検査はすべて動きます。

手元の文書はどれですか

手元の文書に近いものを選び、そのページに進みます。どのページも、使うジャンルを示し、短い見本の文書に chaff をかけた実際の画面を載せています。

手元の文書と読むページchaff が見つけるもの
技術記事:Zenn や Qiita に出す技術記事、社内ブログ決まり文句の書き出しと結び、生成文に多い形、数の合わない予告、行き先の無いリンク
契約書・利用規約:業務委託契約書、利用規約、プライバシーポリシー逆になった期間、合わない合計、無い条への参照、飛んだ条番号、合わない曜日
社内規程・規則:社内規程、規則、通達飛んだ条番号、無い条への参照、同じ語の二重定義
仕事のメール:取引先へのメール、手紙長い一文、重なった「させていただく」、二重の敬語、埋め忘れた空欄
議事録:会議の議事録、議事要旨合わない曜日、飛んだ議題の番号、数の合わない予告、混ざった文末、誰が決めたか無い受け身
業務報告書:月次報告、白書、社内文書決まり文句の書き出し、重ねた逃げの表現、誰がするのか書いていない受け身、長すぎる一文
給与明細・請求書・各種の明細:給与明細、旅費精算書、通帳の明細、請求書、健診の結果、成績証明書、納品書合わない差引額・合計・残高、順が逆の日付、2 通りに書いた予約番号や社員番号
説明書・API の文書:使い方の説明、API の文書、ヘルプ行き先の無いリンク、説明の無い画像、飛んだ見出しの深さ、中身の無い節
プレスリリース・お知らせ:プレスリリース、社外や社内へのお知らせ合わない曜日、逆になった期間、合わない合計、100% にならない内訳
論文・要旨:論文、要旨、学会の予稿執筆要項と違う表記、混ざった句読点、無い図への参照

どれにも当たらないときは、ジャンルのページで近いジャンルを探します。どの種類でどのルールが動くかも、そこで確かめられます。ジャンルを決めずにかけると、chaff は技術記事として見ます。見た目から別の種類だと分かれば、勧めるジャンルを画面に出します。

準備する

chaff を動かすには、Node.js という道具が要ります。準備は最初の 1 回だけです。

順番やること
1nodejs.org から、LTS と書かれた版を入れます。chaff は Node.js 24 以上で動きます
2文字でコマンドを打つ画面を開きます。Mac は「ターミナル」、Windows は「PowerShell」です
3node --version と打ち、Enter を押します。v24 以上の数字が出れば入っています
4cd と空白を打ち、文書を置いたフォルダの場所を続けて Enter を押します。Mac ではフォルダを画面に引いてくると場所が入ります

文書は、拡張子が .md のテキストファイル(Markdown)で保存します。見出しの行は、頭に # を付けます(## 第1条(目的) のように)。 Word の文書なら、本文をテキストエディタに貼り付けて保存します。

npx chaffjs は、chaff を取ってきて動かすコマンドです。ほかに入れるものはありません。初めて打ったときだけ、取ってきてよいかを聞かれます。y を押して進めます。

次に読むページ

  • 画面の読み方と、指摘への 3 つの道は、はじめかた にあります。
  • 数字や日付の指摘の意味と直し方は、数字と日付の食い違い にあります。
  • ルールの強さやジャンルをチームに合わせるには、設定 を読みます。